「傷ついちゃうな」
「アイ(I)メッセージ」
は恋愛において非常に効果的です。
「私」
を主語にして自分自身の気持ちや
感じていることを素直に口にするやり方です。
一方
「あなた」
を主語にしたり
「あなた」
のことを評価したような言い方を
「ユー(You)メッセージ」
といいます。
比べてみれば明らかなので
いくつか例を挙げてみます。
「そんな言い方ってひどいよね」(You)
「そういう言い方をされると傷ついちやうな」(I)
「どうして電話してくれなかったのより‥」(You)
「電話がなかったから、すごく不安になってしまったの」(I)
「私がいるのに合コンに行くなんて、よくそんなことできるよね」(You)
「あなたが合コンに行くと私のことなんかどうでもいいのかなっていう気持ちになってしまうの」(I)
これでおわかりのようにユーメッセージだと相手を
責めたり上から評価するような言い方になりがちです。
すると彼も
「おまえこそひどいじゃないか」
「忙しかったんだからしようがないだろ」
「そんなことオレの自出だろ」
と攻撃口調になりやすい。
するとまた彼女がさらに責め口調になりと悪循環になってしまうのです。
一方のアイメッセージでは責めモードや評価モードの
ニュアンスがぐっと減るのでこうしたリスクが低くなるのです。
つきあっていれば相手を責めたくなるときがあって当然です。
でも責め口調でいきなり始める前にほんのちょっと立ち止まって
「アイメッセージに翻訳できないかな?」
と考えてみてください。
遠回りなようでいてその一手間を借しまないことが結局は
あなたの望む方向への近道になってくれることも多いのです。
「傷ついちやうな」
「ちょっとがっかりしちやったんだ」
「不安になってしまうの」
「寂しい気持ちになってしまったの」
そんな言葉をヒントにして、ぜひ
「相手の心に響く」
言い方を心がけてみてくださいね。
もちろん、アイメッセージは
「私、そのシャツすごく好きだな」
「電話をくれてすごくうれしかった」
「あんなに素敵なお店に連れて行ってくれてすごく感激しちゃった」
というふうにポジティブなメッセージを伝えるときにも存分に使えます。
「いいお店だったよね」
という評価モードよりも
「素敵なお店で感激しちゃった」
と素直な喜びを出してもらったほうが男女を問わず
やはりうれしいのではないでしょうか。
私たちは意外と
「自分の素直な気持ちを相手に伝える」
ということをやりません。
だからこそアイメッセージをぜひ活用していきたいものです。
49.「ありがとう」
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