「誤解されやすいのかもしれませんね」
これも人間関係で落ち込んでいる男性向けの言葉です。
実際、男性は誤解されやすい人が多いのです。
言葉や表情、態度を使って感情を表現するのが
上手な女性と違い男性は概して口下手、表現下手なものだからです。
彼が人間関係でつまずいていて、そのグチをこぼしたようなとき、このフレーズで
「私はあなたのいいところをちゃんとわかっていますよ」
というアピールをするのです。
注意したいのは
「誤解されやすいのかもしれませんね」の後に
「だってほら、あなたって笑顔が少ないじゃない?」
のように、具体的なマイナスの根拠を挙げてはいけないということです。
たとえ「オレのどういうところが誤解されやすいのかな?」
と聞かれても曖昧にごまかすか
「やさしすぎるんじゃない?」
「気を遣いすぎなんじゃない?」
などという程度にしておきましょう。
つきあっている彼なら
「まわりが見る目がないのかもね」
ぐらい言ってもいいと思います。
じつは、これは彼女とうまくいっていない男性を奪いたいときにも効くテクニックです。
彼女とケンカした、という話を聞いたときに
「彼女には○○さんのやさしさが伝わっていないのかもしれませんね」
のように言うと男性はほろっときて自分のことをわかってくれるのは
もしかしてこっちの女性なのかな?
という気になったりします。
でも、そんなときでも彼女の悪口を言ってはいけません。
彼女のことすらかばうように
「彼女もあなたのことをわかってあげる余裕がないのかもね」
という言い方をすると大きなポイントを稼げるのです。
応用ワザで
「誤解していました」
というのも使えます。
「○○さんのこと、正直誤解してました。いわゆる『いい人』だと思っていましたけど、けっこうワルなんですね」
「仕事はクールにこなすタイプかと思っていましたけど、誇りを持って情熱的に取り組んでいらっしゃるんですね」
のように、一度下げておいてから持ち上げる心理学でいう
コントラストの効果で非常に心に響く言い方です。
つきあうようになってから
「こんないいところがあるんだね、知らなかった」
と言ってあげるのもいいと思います。
つきあいだすと遂に
「あなたって意外とだらしないのね」
など、マイナスの発見を指摘してしまいがちだからこそ
心がけておきたいものです。