「OOとか似合いそう」
「ヨットとか似合いそう」
「海が似合いそう」
「サッカーやってそう」
など、イメージのよいものを「似合いそう」と言ってあげる。
まったく似合いもしないものを自分の心にウソをついてまで
言う必要はありませんが多少は誇張が人っていてもOKです。
私自身の経験をお話しすると昔は着るものには
まったく無頓着でこだわりも全然ありませんでした。
それが服飾の専門学校に通っていた女の子と
つきあっていたとき彼女に
「あなたは絶対モッズファッションが似合うロンドンっぽい雰囲気が似合うと思う」
と言われたのです。
それ以来、スーツはイギリスのブランドのものを着てみたり
ファッションにもがぜん興味が出て気を配ったりするようになりました。
その言葉がいまだに心のなかにこだましていていまでも気がつくと
「ロンドンっぽい」ファッションばかりを志向している自分がいたりします。
たとえばオープンカーにしても「似合うよ」という言葉を真に受けて
乗るようになれば最初は似合わなくても乗っているうちに
だんだん似合うようになってくるものです。
言われたときは「ほんとかよ」と思っても、その言葉が心のどこかに
残って似合うように努力してみようかなという気になってくる。
これも「ウソから出た誠」で徐々にそのイメージに近づいていくのです。
彼がいまひとつおしゃれじゃないことで悩んでいる人は
特に使ってみるといいテクニックですね。
男性はおしゃれしたい気持ちはあるのにどうしたらいいかわからない
という人が多いのです。そこに女性が
「イタリアのスーツが似合いそうね」
「こげ茶の靴を履いたらかっこよさそう」
と言えば、たいていの人は買いますよ。
ファッションアドバイスをお互いにするセッションなどで女性から
「○○さんだったら、こういうファッションが似合いそうですね」
とのアドバイスをするとほとんどの方がうれしそうな顔をして
「じゃ、今度買いに行きます!」
と言ってくれるものです。
スポーツなら、ゴルフ、サッカー、バスケ、バレー、あたりは
「やってそうですよね」
と言われると男は無条件にうれしいはず。
私の知人の小太りの男性は、出会う女性の3割ぐらいから
「相撲やったら強そう」と必ず言われるそうです。
音楽系で
「ギター弾いてそう」
「ピアノがうまそう」
「ジャズが似合いそう」
というのもいい。
年上のおじさんに
「課長はラップとか歌ったら似合いそうですね」
と言ってみて、どんなリアクションをするかを
観察するのも面白いかもしれません。
「料理してたら似合いそう」
というのも意外かもしれませんがほめ言葉です。ただし
「肉じゃが作ってたら似合いそう」
とかいう方向になると
「所帯じみた男」
的なイメージになってしまい危険です。
想像力を働かせ
「これが似合うって言ったらうれしくなるだろうな」
というラベルをどんどん相手に貼ってあげるといいでしょう。