「へぇー」
まずはいちばん簡単な「相づち」から。
相づちひとつで、会話の方向性はまったく変わってきます。
「へぇ」
でも乾いた
「ヘー(それが何?)」
ではなくて
「へぇ〜!」
と感情を込めることがコツ。
あなたの話に関心を持っている、ということを表現するのが大切です。
「○○さんのご趣昧はなんですか?」
「最近はジャズを聴くのが楽しいんですよ」
「へえ〜!」
と、ここは0コンマ何秒の瞬発力、反射神経の勝負です。
「えぇ」
ひとつにしても
「えぇ!」
(ほんとですか? すごーい)
「えぇ…」
(なるほど、そうですよね)
のように、そこにカッコ書きでついてくるニュアンスが大事です。
男性は、たとえば
「趣味はワイン」
と言ったあと
「へえ〜!」と
驚きのリアクションが返ってきた瞬間に手ごたえをつかみます。
会話のボールを投げた後、女性がきちんと
打ち返してくれることで男性もまた投げ返せる。
一発目のリアクションがきちんとできるかできないか、これがとても重要です。
ためしにつまらない相づちを打ってみてください。
相手はとたんにテンション下がるはずですから。
男性にとって感じのいい女性は
「話に食いついてくれる」
女性です。
それが、もてる女性、一緒にいて楽しい女性なのです。
反対にいくらボールを投げても食いついてくれない女性もいます。
それはもちろん興味を持たせるような話ができない
男性の側にも大きな責任があると思いますがそれにしても
何千球ボールを投げても返してくれないような女性というのは
男性にとって魅力が感じられず
「あの子きついよね」
と言われてしまうのがオチです。
強調したいのは、なにもすごい相づちでなくてもここで
挙げているようなごく普通の相づちでいいのだということです。
「趣味は釣りなんだ」
[へぇ〜!」
だけで十分。
そこで身を乗り出して
「すごーい!私もやってみたい!」
とまで言たりする必要はないのです。
なにも難しいことではありません。
ただ、これは瞬間勝負なだけに普段から言い慣れていれば
すっと出てくるのですが、そうでないとなかなか難しいものです。
トレーニングのつもりで日常のなにげない会話でも
気持ちのよい相づちを打つことを心がけておきましょう
22.「いいですね」
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