「やんちやなオレ」を認めてあげましょう!」

ひと頃「ちょい悪オヤジ」がちょっとしたブームになりました。

最初はギャグかと思いましたが言われている男性はみんなうれしそう。

これは立派なほめ言葉のようです。

「不良」や「ワル」に

男はみんなどこかしらあこがれているのです。

ちょいワルの元祖男性誌『レオン』をはじめ

『ワルの仕事術』とか『ヤクザに学ぶ』

といったタイトルの本もいろいろ出ていますよね。

ワルのイメージは「悪」じゃなくてあくまでも「不良」。

前科三犯とか決して「本物」のことではありません。

イメージでいうと石原裕次郎や北方謙三

ちょっと若くすると哀川翔

外国人だと、ジャン・レノやハンフリー・ボガートでしょうか。

ワルのマストアイテムは4WD、バイク、サーフィン、ヨット。

ちなみに海系だとワルなのに登山や野鳥観察キノコ狩りといった

山系になると超ヘルシーな感じがしてくるから不思議なものです。

インドア系だとバー、シガー、ダーツ、ビリヤード。

服装はもちろんイタリア系でワルではあるけれど

仕事はきっちりやるし妥協はしない。

部下のミスの責任はきちんと引き受ける。

もちろん家庭も大切にする

(だからこそ、若い女にもモテちゃうみたいな)

でもプライベートタイムは、自分の時間はさっとイタリア製の

スーツに着替えてクラブでサックス吹いてますみたいな

男像に男はあこがれるのです。

こぢんまりと、まとまっちゃいけない

やんちゃなオレを忘れちゃいけないと思っている。

現実はそうではないことをわかっているからこそ

「ワルなオレ」を演出したくなるんですね。

似合わないド派手なネクタイや革ジャンを身につけながら

「昔はワルかったんだ」とか

「あの頃は荒れててさ……」なんて言ってみたくなる。

これが男ってものです。

大学生が「オレもチュウボーの頃は荒れててさ」と

よく言っように年齢はあまり関係がないのです。

そんな男心をぜひ盛り上げてやってください。

男性が自分のワルぶりを披露し始めたら笑ってはいけません。

ここでうっとり尊敬のまなざしで見つめてあげてください。

そして「OOさんってかっこいい」とつけ加えられたら上級です。

じつはみんな心のどこかで自分は単なる群れのなかの

子羊なんじゃないかと不安に思っているのです。

だからこそ「ワルなオレ」を認めてくれる

女性にはとても好感を持ちます。

きっと堅実に仕事をがんばっている

独身男性や家庭を持って落ち着いている人ほど

「ワルなんでしょ」

と言われたら大喜びするでしょうね。

「けっこう女の人泣かせてきたでしょ」

「けっこうワルい男よね。でもそういう人に女は弱いのよね」

などと言ってみてください。

「失礼な、オレはワルじゃない!善なる人間だ」

なんて否定する人はいません。

ワルな経験がほとんどない男性でも

「オレもまあ、けっこうワルなところあるなあ。

「タバコポイすてしたり・・酒飲みすぎちゃったり」

「燃えないゴミを燃えるゴミのほうに入れちゃったりさ…」なんて

自分のワルなエピソードを勝手に考えてくれます。

この章では男性の「ワルでやんちゃなオレ願望」を

満たしてあげるいろいろなキ−ワードを紹介します。

これで、また男心をギュツとつかんでくださいね!



16.「ドキドキする

目次
























































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