「どうしてそんなによくしてくれるの?」
そういえば、以前ドラマで黒本瞳さんがこのセリフを言っていました。
相手をほめるときのコツとして
「どうして」や「なんで」
という言葉はとても効果的です。
「どうして」「なんで」
の後には普通は否定的な言葉が続くものですよね。
「なんでそんなことするのより‥」って。それを
「なんでそんなに頭がいいんですか?」
「どうしてそこまで人にやさしくできるの?」
のようにあえてポジティブな言葉と一緒に使うことで
印象が非常に強まるのです。
「どうしてそんなに私のことわかっちゃうの?」
「なんで私をそんなに楽しい気分にさせられるの?」など
「ほめる十好意を伝える」の二重の意味を込めてしまうのです。
究極は
「なんでこんなに好きにさせちゃうの?」
でしょうか。
なにかしてもらった瞬間にうれしさの表現として
使ってもいいですし場を盛り上げるのが
上手な人に対して
「なんでそんなに面白いんですか?」
というふうに使うのもいいと思います。
Hのときに
「どうしてそんなにHが上手なの?」
なんて言われたら、もう、エベレストに単独無酸素登頂を
果たしたかのような喜びに浸ることができるでしょう。
このようなフレーズは難しく言うと
「不完全質問」と呼ばれるものです。
形としては疑問形ではあるけれどもほんとうは
答えを求めているわけではないからです。
「どうしてそんなにやさしいの?」
「そうだなあ第一に母親の教育第二にキリスト数的宗教観からだろうか」
なんて会話は求められていませんよね。
ですから言い方としてはひとり語りのようにつぶやくのがいいと思います。
ちょっとよいお店に連れて行ってもらったときに
「どうしてこんないいお店を知つてるんですか?」
といった簡単なところから始めてみてはいかがでしあくまで理想型ですが
「どうしてそんなによくしてくれるの?」
「だって君のことが好きだから」
なんて、少女マンガ的な展開になることだって
あり得なくはないと思いますよ。