「OOさんじゃなきや」
高級クラブでホステスが
お客さんにバッグをおねだりしようとしているとき
「オレよりもっと金持ちの客に買ってもらえよ」
とかわされたら、すかさず
「私はあなたからプレゼントしてほしいの」
「他の人からもらうんだつたら意味がないの」
これで男はだいたいやられてしまいます。
自分だけが特別だと思わされるからです。
お店ではお仕事ですから
「他の客は単なる客だけどオレだけは普通の客じゃない特別な存在だ」
と思わせるのが基本です。
男はその他大勢ワンオブゼム(one of then)になることを嫌がります。
男は常に特別な人間でありたいのです。
女性ももちろんそうだとは思いますが女性の場合には一般論ではなく
「愛する人にとっての特別な存在であること」を求めていたり
「他の人と同じになりたくない。でも同じでなきや仲間はずれになる」
といった葛藤が男性よりも強い傾向にあるのです。
男性は
「あなたじゃなきゃ」と
言われると
「オレがやらなきゃ」と
はりきってしまうのです。
「やっぱりお酒を楽しく飲むには○○さんと一緒じゃなきやね」
「やっぱり××のことは○○さんに間かないと」
と言われると俄然やる気が出るもの。
食事や飲みに誘ってみて都合が悪いと言われたら
「このお店は○○さんと行きたいので○○さんの予定が空くまで待ってますね」
「そのお店はとっておきますからね」
なんて言われたら最高の気分になるのです。
ただ注意したいのは
「あなたじゃなきゃダメなの」
「あなただけしかいないの」
をやりすぎてしまうとネガティブな重たい女になってしまうことです。
このフレーズは前述の食事や飲みの誘いや
軽い依頼のときなどささいなことに使うほうがいいと思います。
もしくは重いことなら一回きりの使用におさえることです。
応用ワザとして
「どこに行きたい?」
と聞かれたときなどには
「○○さんとー緒だったらどこでも楽しいよ」
これも効果的です。
私も以前、実際に
「お任せします。あなたが選ぶお店だったら絶対にいいお店だと思いますから」
と言われたことがありました。
そのときは必死でお店を探していつもより
スリーランクぐらい上のレストランを予約した記憶があります。
グレードの高いお店に連れて行ってもらったら
「こんなお店、○○さんと一緒じゃなきや来られないですよ」
ディズニーランドに行ったときなどには
「こういうところも○○さんと一緒じゃなければ楽しくないですよ」
というふうに使えますね。
「あなたは特別」
というサインを送られると男性はそれだけで
うれしくなってしまうものなのです。