「頼りになる」

「頼りになる男」が男性にとっての理想の男。

頼られると

「頼りにされるほどできるオレ」

ということでプライドをくすぐられるのです。

それを利用して男性に何かをしてほしいときには、まず

「頼っちゃていいですか?」

のひと言をつけ加えると効果的。

いきなり

「ねえ、あの荷物取って」

と言うのか

「ちょっと頼っちやっていい?」

あの荷物取ってくれないかな」

と言うのとでは、大違いなのです。

頼りにしていると思わせるいちばん簡単な方法は

悩みごとを彼に打ち明けてみること。

内容は仕事のことでもいいしカジュアルなことでもいいのです。

(○○さんは頼りになる存在だから相談なんですけどという気持ちを込めて)

「こういうときはどうしたらいいんですか?」

と持ちかけてみる。

するともともと男性は説敦が大好きなのでおそらく

「こうすればいい・ああすればいい」

と語り始めることでしょう。

そしたら

「すごい!」

という気持ちを込めながら

「そうかあ」

「なるほどねえ」

と感心したように相づちを打つ。

最後には

「こんなにきちんとアドバイスしてもらったの初めて」

「相談してよかったです」

と複合ワザに持ち込む。

「これからも頼っちゃっていいですか?」

などと付け加えられたら

完璧すぎて怖いです。
   
ささいなお願いをするだけでもいいのです。

「ちょっと頼っちゃってもいいですか?パソコン一緒に選んでくれませんか?」

でもいいし

「今度、友だちとごはんを食べに行くんですけどどこかいいお店知りませんか?」

「ああ、イオンの中にいいイタリアンがあるよ」

「わ!、頼りになる!」

のようにも使えます。

ある、お宅で

「お父さんが淹れるコーヒーはやっぱり違うわねおいしいわね」

と言い続けていたら家事などまったくしなかったお父さんが

嬉々としてコーヒを淹れるようになったというエピソードを聞きました。

そこで奥さんは調子に乗り

「お父さんは我が家のコーヒー部長ね!頼りにしてるわ」

と部長に任命したそうです(会社では係長)

するとお父さんはお客さんが来るたびに

「オレ部長だから」

と喜んでコーヒーを淹れてくれているそうです。

部長として頼りにされているのでコーヒー大豆の選定から

淹れ方サービスに至るまですべて責任を持ち

お客様満足のためには手を抜けないのです。

男はいつまでも頼られる存在でありたい。

逆に頼られないと寂しくなってしまいます。

だから女性には多少わがままを言ってほしいのです。

彼女や奥さんがわがままでと愚痴っている男性は

そう言いつつもどこか得意げだったりしますよね。

「女性がわがままを言えるほど器が大きく頼りになるオレ」

という喜びに浸っているからなのです。応用ワザで

「○○さんの前だとついわがまま言つちゃうの」

というのもよく効きます。言外に

「あなたってほんとうに頼れる存在だから」

という雰囲気を思いっきり醸し出してあげるのです。



5.「教えてください」

目次













































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