「プライドをくすぐる」
男性の心をつかもうと思ったら、とにかくプライドをくすぐること。
このサイトのすべて、このテーマだけでもいいくらいです。
それほど、これは男性心理の基本中の基本なのです。
たとえば、男性ファッション誌を見ると
「できる男の必勝ノート術」
「できる男はイタリア靴」
「できる」
という言葉が目立ちますよね。
「できる男」
と思われたいものなのです。
「できる男」
という言葉が砂漠のオアシスのように
渇いたプライドを心地よく満たしていくからです。
それはなぜでしょうか。
しつけの要因が犬きいのです。
(難しく言うと社会的条件づけ)
男性は小さい頃から
「人に負けるな勝で優秀であれ」
としつけられていきます。
親からだけでなく社会全体からそのような
メッセージを明快に暗黙に受けるのです。
たとえば、男の子の遊びはたいてい
勝ち負けがつく種類のものだし
マンガも
『巨人の星』
『ドラゴンボール』
『スラムダンク』など
「勝利」が大きな要素になっているものが多いのです。
それが女性とは大きく違うところです。
女の子は、おままごとでも「いいママ決定戦」なんてやりません。
そうやって幼い頃から
「負けることは恥すかしいできない男は恥すかしい」
というプライドが培われていくのです。
つまらないことで競り合おうとしたりします。
女性からするとどうでもいいようなことを知っているだけで
男性が威張ったりするのは、そのプライドのなせるわざなのです。
だからこそ、プライドを傷つけられると、女性が想像する以上に
落ち込んだり、怒ったりしてしまう。
逆に、プライドをくすぐられると、これまた女性が想像する以上に
喜んだり、急にやさしくなったりするのです。
たとえば
「とっておきの店を見つけたぜ」
と得意満面で彼女を連れて行って
「えー、ここ有名なチェーンのラーメン屋さんじゃない?」
なんて言われたら割腹自殺ものです。
ラーメン屋を褒めたたえてくれて、そのうえ
「こんなラーメン初めて」
なんて言ってくれたらもう天上界にも上れるのです。
バカみたいと思うかもしれませんが
それほど男はプライドの生き物なのです。
女性のみなさんには「実感」として
いかに男にとってプライドが大事かがわかりにくい分
非常にここが大きなポイントになると思います。
たとえば「いい女像」においても
プライドという軸からは大きな男女差が生まれたりします。
すきのないファッションでびしっときめて
仕事もバリバリとこなして休日は外車でゴルフ場へ。
英語とフランス語がペラペラで語学優秀で・・・
レストランもワインも一流のものを知っていて・・・
完璧な教養を身につけて
という女性が「いい女」だと思っていませんか。
そのような女性はたしかに「いい女」です。
とっても素敵です。…がこと
「男心をつかむ」
というシーンに限定をすると
たいていの男性はこういう完璧な女性を前にしたら
ビビッてしまいとても声などかけられません。
相手の女性が完璧な分
「ダメなオレ」
を見せつけられプライドが傷ついてしまうからです。
女性としては
「私はランクの高い女よ」
アピールのつもりで、男性の自慢話に
「すごい」と言ってあげなかったりする。
また、つまらない女と思われたくなくて
「それ知ってる」
と男性と同等の知識を持っていると
印象づけてしまう。それは逆効果なのです。
決して男尊女卑ということではなく
男性はどこかで
「自分に勝たせてほしい」
「オレ様でいさせてほしい」
と思っているのです。
「いい女」
をやめなさいと言っているわけではありません。
「いい女」
にプラスして、どこかで男に花を持たせてあげられる
「かわいさ」
があると効果的ということなのです。
むしろ一見すきのない女性だからこそ
「○○さんのお話はほんとうに面白いですね」
と言えたら普通の女性が言うよりも効果が大きいのです。
それでも
「男性のプライドをくすぐる=男性をおだてていい気にさせる」
なんて抵抗があると思う人もいるでしょう。
バカっぽい
そこまでしたくないと思うかもしれません。
でも、ちょっとした言葉の使い方ひとって
大きな効果を生むのは事実なのです。
たとえば男性にひと言
「さすがですね」
と言ってあげても
別に失うものはありません得るものと失うものを考えてみて
「ま、それぐらいは言ってあげてもいいかな」
と思ったらぜひ実践してみて効果のほどを確かめてください。