苦手をかわすA
〜会話テクニック〜
では、実際にベテラン・指名上位の女の子たちは
どのようにして苦手な会話を加わしているのでしょうか。
A嬢(ハピネス)
私は、下ネタが全然ダメです。
言うのも言われるのも、すごく苦手です。
なので、お客さんがそういう話をふってきたら「そういう話はあまり得意じゃないの」と断ってから
「それより○○さん、××って知ってる?」というようにすぐに話題を変えるようにしています。
それでもしつこく下ネタを続けようとするお客さんもいますが
その人がフリーの場合は指名をあきらめて
「私、そういう話は嫌いです」とはっきり言ってしまいます。
指名のお客さんの場合はまずは「下ネタが好きな女の子もいるかもしれないけど私は好きじゃないんだ。
せっかくだから、もっと楽しい話をしようよ」と言います。
それでもしつこい場合は「そんな話ばかりだと、私の○○さんに対する
見方が変わっちゃうよ?」ときっぱり言うようにしています。
それで離れていくお客さんはもともと縁がなかったものとあきらめています。
B嬢
私はいわゆる貧乳なので、お客さんから「おまえ全然胸ないなあ」なんてよく言われますよ。
自分でもかなり気にしているので、最初の頃は言われるたびにショックで泣きそうになっていましたが
慣れた今ではギャグで返せるようになりました。
まずは、「そうなの、全然胸ないんだよねー。
男の人はよく『大きいほうがいい』って言うけど、私は小さい胸で満足してるよ。
だって、小さい胸のほうがトクなんだもん」と返します。
大抵のお客さんは「どういうところがトクなの?」とのってくるのですが
そうなればこっちのものです。
「うつ伏せで寝やすい。肩はこらない
そして何より、将来のカレシに自分の手で大きくしてやるんだという
夢と喜びを与えてあげられるでしょ どう?
こんなに開き直っている女も、ちょっと珍しいと思わない?」と
笑い飛ばす方向に持っていってしまいます。
C嬢
私は、身体的な欠点について言われるのが一番イヤでした。
自分ではそれほどとも思わないんですが
人より少しアゴが長いみたいです。
初めてお客さんに指摘されたときは、「この人、何言ってるの?」
という感じでしたが、しょっちゅう言われているうちに
だんだんコンプレックスに感じるようになってしまいました。
当時の先輩に相談したところ、「男は、本当にそう思っていたら口に出しては言わないもの。
そうやってからかうことで自分に親近感とか関心を持たせようとしているんだから
気にしないほうがいい」とアドバイスされました。
それからは、アゴのことを言われると、「そう、これが私のチャームポイントなんですよー
これでもう、私のこと忘れられないでしょう? 1.2.3.ダー なんだこのやろう」
と答えるようにしています。
それで相手の反応がよかった場合は、「未来のダンナさまには
このアゴで肩をマッサージしてあげるつもりなんですよ。
うらやましいでしょ?」と、逆に冗談のネタにしてしまいます。
すると、「俺もマッサージしてくれよ」とのってくるお客さんが必ずいるので
そういうときは「ダンナ様はひとりだけだから、競争激しいですよ。
まずは、私を指名しないと参加資格がないですからね」と。
このトークはかなり効果的なようで、そのあと店内指名を入れてくれるお客さんが結構います。
アルコール類を出す接客業には、お店の女の子に相手が嫌がる話題や
イジワルな言葉をわざと口にして喜ぶお客さんはつきものです。
しかし、指名上位を目指す女の子がそんなお客様に負けてしまってはいけません。
自分の価値観や考えをしっかり持ってどんなことを言われてもめげずに
サラッとかわし、ときにはすばやく切り返しましょう。
お客様が、「おっ、この子はちょっとほかの子とは違うなあ」などと思ってくれれば、しめたものです。
イヤなお客様から、よいお客さんになってもらえるチャンスです。
お客様の中には、女の子をからかいながらどうやって切り返すかを試している人もいるくらいですから
いちいち深刻に捉えすぎてチャンスを逃さないようにしましょう。
第7章 お客様を育てる
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